おだわら看護専門学校 保健体育
担当教員:鈴木 幸光
脊柱
体の中心にある脊柱は、私たちのあらゆる動きや姿勢を形づくる非常に重要な骨です。
背中をまっすぐにして立ってみても、実際には脊柱はゆるいS字のカーブを描いています。
その脊柱は、上から「頸椎」「胸椎」「腰椎」という3つのパートの骨(椎骨)に分類されており、その下に「仙骨」「尾骨」があります。
以下の3D画像では、骨をクリックすると、その名称を確認することができます。
頸椎
頸椎(首の骨)は、脊柱の一番上にあり、前の方にゆるやかにカーブ(湾曲)しています。
最近よく耳にするようになった「ストレートネック」「スマホ首」とは、このカーブがなくなった状態のことを指します。スマホやタブレット、ノートパソコンなどを下向きで見続ける時間が増えるようになったことが大きな要因として挙げられています。
成人の場合、頭の重さは体重の約10% くらい(体重が50kgであれば約5kg)とされ、その重たい頭を支える首に負荷がかかりすぎることで、肩こりや首の痛みなどが出やすくなると言われています。

胸椎と肋骨
胸椎は頸椎の下にあり、背中の上部にある後弯(こうわん)した骨です。
猫背と言われる姿勢は、この胸椎が極端に後ろに丸まっている姿勢のことを言います。
その胸椎の一つひとつには、心臓や肺などを守っている肋骨が接合しており、第1肋骨から第10肋骨は、胸の前にあるネクタイのような骨(胸骨)に繋がっています。第11・12肋骨については、胸骨につながっておらず、浮遊肋骨(浮遊肋)と呼ばれています。
腰椎
腰椎は最も太い椎骨で、頸椎と同様に前方にカーブ(前弯)を描いています。
体の中心部にあり、体を安定させる骨であるため、他の椎骨のように大きくは動きません。
立っているときも座っているときも常に強い負荷がかかるため、急に強い運動や慣れない姿勢を継続すると、腰痛などを引き起こすことになります。特に激しい運動をするスポーツでは、腰を痛めないために腰回りの筋肉をある程度鍛えておく必要があります。
腰仙関節
腰椎の下には、三角の形をした仙骨がついており、腰椎と仙骨の関節を「腰仙関節」と呼びます。

胸郭
胸郭は、胸椎(脊柱)、肋骨、胸骨で構成されており、肺・心臓・横隔膜などを包んでいます。
大きく呼吸をすると、肺だけでなく、胸郭全体が動き、骨や筋肉・横隔膜、内臓もよく動くようになります。3D画像を回転やズームをして見ることでより詳しく確認することができます。